突然のお葬式の記録

LIFESTYLE

先月、父が急に心筋梗塞で亡くなりました。

高齢だった父は、慢性心不全で病院にもかかっていましたが、つい1ヶ月前に家族皆で集まり、賑やかなお正月を過ごしたばかりだったので、本当に急で信じられませんでした。

父が亡くなったのはとても悲しくショックな出来事ではありましたが、すぐに私たち家族が直面した現実は

「お葬式、どうする!?」

ということでした。

今までお葬式に出席したことはもちろんありますが、お葬式をする立場になったのは初めてだったので、全く何も分からない状態からの始まりでした。

こんな話題を書くのはどうかな‥とも思いましたが、私たちのように戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんし、少しでも参考になればと思い、私の経験を書いていきたいと思います。

(あまり載せることができる写真もないので、文章メインになるかもしれませんが‥)

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父が自宅で亡くなった‥。まず何をすれば?

父が亡くなったのは自宅だったので、

  • まずは救急車の隊員の方から警察へ連絡・引き継ぎされて、事件性がないか検証
  • お医者さんが来られて死因を確定する

という流れでした。

(自宅で亡くなった時は必ず警察の方が検証されるのだそう。幸い、事件性はなしでした)

私の弟がすぐに実家に駆けつけてくれたのですが、来られた警察の方が「葬儀屋さんに早めに電話したほうがいいですよ。24時間受付ですからいつでも対応してくれます。」と教えてくださり、真夜中に葬儀屋さんにお電話したそうです。

実家の近くには何ヶ所か葬儀屋さんがありましたが、一番近い「紫雲閣」さんに連絡を入れました。

電話連絡後、朝4時頃に紫雲閣さんが来てくださり、父の身体にドライアイスをつけ、お布団に寝かせてもらい、お参りができるように整えてくれたとのことでした。

翌日、葬儀屋さんと打ち合わせ

私たちは翌日の午前中に広島から福岡の実家に帰りました。

私たちが実家に着く前までに、近所に住む親戚やご近所の方が立ち寄って声をかけてくださったり、家の片付けを手伝ってくれたそうで、本当にありがたかったです。

午後に紫雲閣さんのご担当Tさん(1級葬祭ディレクター)と私たち夫婦と弟で打ち合わせが始まりました。(喪主の兄はまだこの時点では到着してなかったため)

お寺のご住職さんの予定を聞いた上で、通夜はこの翌日、葬儀は翌々日にこの時点ですでに決まっていました。また、コロナ禍ということで通夜、葬儀ともに家族葬で行うことになりました。

  • 通夜、葬儀、火葬など今後の流れについて説明があり、具体的に何人規模のお葬儀にするかを決めます。
  • カタログを見ながら、祭壇や骨壺、棺、会葬御礼のお品などを1つ1つ選んでいきます。(予算、好みに応じて選んでいきますが、ここで金額が全然変わってきます。)
  • 父の遺影の写真や思い出のアルバム(追悼映像)を作ってくれるとのことで、写真を選ぶようになります。

ご担当の方は、不安でいっぱいの私たちの些細な疑問にも丁寧に答えてくださいましたし、スピーディな対応が素晴らしかったです。

また、父が紫雲閣さんの互助会に過去入っていたとのことで、費用の一部の割引もしてくださいました。

湯灌(ゆかん)を行う

私は全然知らなかったのですが、棺に入れる前に「湯灌(ゆかん)」というのをするのだそうです。

湯灌とは「故人をお風呂に入れて洗い清めることで、現世の苦しみなどを洗い流し、清らかに旅立ちを見送るための儀式」とのこと。(病院で亡くなった場合は、アルコールなどでご遺体を拭きとる「清拭」をするのだそう)

紫雲閣のTさんが「ご遺体の痛みが進みますので、早めにしたほうがいいですよ」とのことで、手配をしてくださり、その日の夕方には来ていただけました。

お部屋にコンパクトなベッドのようなものをセットをしてシャワーで丁寧に洗ってくださるのですが、洗った後のお湯もタンクに貯めて持って帰ってくださるので、お部屋も濡れることがなく、手際良く済ませてくださいました。初めてだったので、ちょっとびっくりしました。

その後髪や髭などを整えて、男性ですが薄くお化粧をしてくださり、新しい装束を着せてもらいました。綺麗にしていただいて嬉しかったです。

お通夜の日

お通夜は夕方18時から。人数は大体20名くらいでお願いしておりました。

親戚や知人の方々に連絡をする時も「昨今の状況下のため家族葬で少人数で行う」とご案内し、ご遠方の方にはご無理なさらずで‥とお伝えしました。

ありがたいことに「それでもどうしてもお参りしたい」とおっしゃってくれる方もいて、そういう方には通夜の30分前くらいから来てお参りしていただけるように紫雲閣さんが配慮してくださいました。

親しい親戚の方にも通夜、葬儀ともに出席したいという方もいらっしゃったので、その方にはあまり強くお断りもできないので、ありがたくご参列いただきました。(式場側にも「少し人数が増えても構わないですよ」と言っていただきました)

お通夜の日の午後3時頃に、お寺さんがお経をあげにきてくださり、その後紫雲閣さんが車で父をお迎えに来られました。

その後私たちも身支度を整えて、会場へ向かいました。

受付は弟と甥っ子2人が頑張ってくれました。

式の30分前くらいからご近所の方などたくさんの方がお参りに来てくださり、ありがたかったです。

お通夜はスムーズに終わり、まずはホッとしました。

お通夜の後

お通夜の後は、通常は「通夜振る舞い(参列者の方に食事を出す)」があるとのことでしたが、このコロナ禍で食事はなしとさせていただきました。

その代わり、控え室にお茶やコーヒーが用意されているので、親戚の方々には通夜の後にこちらでお茶を飲んでいただきました。

(食事を買ってきて食べてもいいとのことだったので、私たちもお弁当を買ってきてこちらで夕食を済ませました。)

控え室には事前にお伝えしていれば数名泊まれるのことで、遠方から来てくれた従兄弟と弟家族の4人が泊まることになりました。(私たちは実家へ帰りました)

昔、祖父母の葬儀に出席した時には、畳の控え室に布団を敷いて皆で雑魚寝したという記憶があるのですが、こちらの控え室には立派なベッドスペースがあり、浴室も広くて綺麗、タオルなどのアメニティもばっちり‥と、まるでホテルのようで、びっくりしました!(私も泊まりたかったくらいです)

(↑あまりに立派だったので、思わず撮ったベッドスペースの写真)

朝食用のパンも持ってきてくれたそうで、至れり尽くせりでした。

田舎でも今時の葬儀場はこんなに立派なんだ!とびっくりしました。

葬儀の日

葬儀はお昼12時から。私たちは朝10時半頃に会場に行き、司会の方と打ち合わせをします。

弔電をもらった中から、お名前を読み上げる順番を決めたり、式の進行について教えていただきました。

祭壇は、白を基調にしたお花でいっぱいのものを選んだので、落ち着いた印象ながらも華やかで良かったです。花を庭で育てるのが好きだった父もきっと喜んでくれたことと思います。

またお酒が好きだったのに心不全を患ってからはお酒が飲めなかった父に、お酒をお供えしてあげたいという私たちの希望も聞いてくださり、最後のお別れの時にちょっとお酒がすくえるような葉っぱを用意してくださり、それを使って口に含ませてあげることができました。

私たちの選んだ写真も短時間で素敵に映像にしてくださり、本当に嬉しかったです。

火葬場へ

葬儀が終わってから、13時頃から火葬場へ向かいました。

火葬場へも「コロナのために最小限の人数で」と市からの要望があったので、家族と少人数の親戚で向かいました。

紫雲閣さんがマイクロバスを用意してくださってました。(父と私たちは霊柩車で向かいます)

火葬場に行く時にも、紫雲閣さんが温かいコーヒーと紙コップを持たせてくださったので、雪のちらつく寒い日だったので控室で飲むことができてありがたかったです。

初七日を行う

火葬が終わった後はまた式場に戻り、お寺さんに初七日のお経をあげていただきました。

初七日のご住職様へのお礼のお品や、初七日まで参列してくれた親戚の方々へのお礼も紫雲閣さんがアドバイスしてくださってたので、スムーズにお渡しできました。

ご住職さんには翌々日に改めてお寺に伺い、お礼を申し上げました。

なお、お斎(親族やお世話になった方々へお食事を振る舞う)もコロナのためなしとさせていただきました。

葬儀を終えて思ったこと

今回は突然のことで、全く知識がないままお葬式を行うことになり、不安でいっぱいでした。

自宅から近いという理由で最初は選んだ紫雲閣さんでしたが、本当に頼りになる存在で、頼んで良かったと心から思いました。

細かい疑問にもお電話すると丁寧に説明してくださり、スピーディでしっかりとした対応でありがたかったです。

費用のこと

もしかしたら他の葬儀社に依頼していたらもっとお安く済んだかもしれませんが、大切な家族の葬儀を温かくトラブルもなく行なってくれて、満足できました。

どのくらいお金をかけたいかは個人個人で価値観が違うと思いますし、祭壇ひとつ選ぶにしても価格がピンキリで違ってくるので、遺族の意見を合わせて、一つずつ選んでいく必要があると思いました。

例えば我が家の場合、父がお花を育てるのが好きだったのでお花でいっぱいの祭壇を選びました。もっと簡素な祭壇もあったのでそれを選んでいれば費用を抑えることもできたでしょうが、少し価格が高くてもこの祭壇を選んで良かったと後で家族で話しました。

反対に棺はそこまで豪華でなくていいので、シンプルなものを選ぶとか‥そういった積み重ねで金額はかなり変わってくると思います。

互助会のこと

また、私の弟は父の葬儀後に紫雲閣さんの互助会にも早速入ってました。

(紫雲閣さんのあるエリアが福岡、大分、宮崎、沖縄、石川とのことなので、地域が合えばいいのかもしれません)

私は父が今まで元気だったこともあり、「自分の親が亡くなるなんて想像できないし、したくない」と何もしていませんでしたが(互助会の存在も知りませんでした)、突然やってくるその時のために近くにどんな葬儀屋さんがあるのか、費用はどのくらいかかるのかなど一度考えておけば良かったと思いました。

ちなみに紫雲閣さんの互助会は家族のお葬式だけではなく、結婚式にも使えるとのことでした。それで弟も入ったみたいです。

実際父が互助会に入ってたおかげで、今回葬儀費用が割引になって正直助かりました。

紫雲閣さんを選んで、本当に良かったです!

紫雲閣さんのご担当Tさん、スタッフの皆様、このたびは本当にお世話になり、ありがとうございました。

紫雲閣さんの公式HPはこちら

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